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大津波3

富岡町までしか行けなかった
富岡駅舎3s
富岡駅舎1
富岡駅舎2s
富岡駅舎2
富岡駅の線路s
富岡駅3
 現在この一つ手前広野駅までしか復旧していない。

大津波2

いわき市から富岡町へ
塩谷の灯台s
 地震のせいで塩谷の灯台は見学できなかった。
塩屋,花を咲かそう運動?s
 塩谷の浜あたりの住宅地の跡。残った基礎コンクリートに「花を咲かそう運動」?
塩谷の浜辺りs
 残った住宅も無残な傷痕が見える。
塩谷浜
 夏なのに人っ子ひとりいない海水浴場

大津波1

大津波の被害
2013・7・2~5まで仙台から石巻市、いわき市、富岡町まで行ってきました。
石巻市役所s
 石巻市役所には仮面ライダーがガードマンの如く立っていました。
がさすがに市街地での被害はそれほどでもないように見えました。
石巻の工場被害s
 しかし石巻市の海側にある工場では被害が大きそう。

震災

sendai01
7月の始め、仙台空港に降りた。空港内はもう何もかも元通りになりその跡は見えない。迎えに来てくれた友人に周辺の被災地を回ってもらった。ここは元住宅地であった。草は生え野原のようになっているがよく見ると建物の基礎の部分だけが残っている。

sendai02
空港のバス停の天井にできた擦り傷がある。ここまで津波が来たのである。

原発に思う11

 原子力安全委員会の班目春樹委員長と経済産業省原子力安全・保安院の寺坂信昭前院長が、原子力の安全規制当局として事故を防げなかったことについて陳謝した。今回の震災以降初めて二人の責任者が責任を認めたのである。しかし①長時間の電源喪失への対策がなされていなかった。
②津波への対策が不十分であったことについては不備を認めたが、SPEEDIのデータを活用しなかったことについては「SPEEDIがあればうまく避難できたというのは全くの誤解だ」と反論。事故調の発表に異を唱え寺坂氏とは異なる見解を示した。
(2/15産経新聞記事より一部抜粋)

SPEEDI:System for Prediction of Environmental Emergency Dose Informationの頭文字です

 朝日新聞によると、原発の検査時に現場の人間からすると素人の監察官が来ても丸め込んでしまえると思っている。本当に運転している人間でなければ実際のことはわからない。監督官庁の人間は机上の勉強だけで実際の管理は出来ないということなのか?これでは危機管理なんてものを出来るはずもない。しかし一旦稼動へのお墨付きを与えてしまうと貰った側は国のお墨付きを貰ったのだから「我々には責任は無い」となる。
「電源喪失については考えなくても良い」としていたのは国側の基準であったので東電側に責任はあったのか無かったのか?

 一般的に民間の建築会社ではコストのかかることは出来るだけやらない。従来やってきた方法を踏襲しようとする傾向にある。それが無難だから、コストが安いから、面倒だからなどの理由で未経験な作業はやりたがらない。法律上の認可(許可)が出てしまうとその後の問題は全てが国の責任になってしまう。国の許認可なるものは無しにして基準だけを設定し技術上の責任は申請者の責任で実施すればよいのか?

 原発でも建築でも法律で定められたことは最低限の規律であって想定がそれ以上の負担を必要とするなら設定条件を厳しくすることは実施者の努めではないか?なかなかそうは行かないのが現実である。工期、コストなど出来ない要因はあるがリスクを回避することを考える必要がある。国策企業であればお客が国民なのだということを忘れてはなるまい。

第1362回「夕焼けの写真見せてください!」

夕やけって美しいですね。しかし写真に取れることは稀です。
そんな写真を偶然取れた時は嬉しいですね。

第1362回「夕焼けの写真見せてください!」



ゆうやけ1

ゆうやけ2


その後の原発に思う

 昨年末、NHKや朝日放送で福島第一原発内で震災時に何が起こったか実際に現場にいた人達の証言を元に再現映像が作られた。放送を見られた方も多かったのではないかと思うが全電源喪失に至った場合の対応が全くできていなかったことを再確認できた。
 その後も原子炉内部の状況を把握することができず、停電時の緊急冷却装置がどのように作動するものかも解かっていなかった事実には唖然とした。あの名所長と言われた吉田昌郎(まさお)氏にしてイソコン(緊急冷却装置)の存在に対処できていなかったのである。これは電源が無くても原子炉を冷却できる装置としてアメリカではもっとも重視されており電源停止時の訓練として緊急停止時に自動閉鎖した弁を手動で開放することを日常的に訓練しているらしい。
 今回の福島ではマニュアルにさえ緊急停止時のイソコンに対する記述が無かったというではないか。全く想像力の欠如というか原発設備の持っている大事な制御能力を使えなかったのは何故か? うまく使えていれば被害を小さく出来た可能性が大きい。
 水素爆発のことについても判ったことがある。1号機で発生した水素爆発。冷却水が蒸発してしまい再臨界になった時発生した水素ガスが建屋に進入して爆発濃度に達して自然爆発した。二日後同様のことが3号機でも起こった。さらに燃料が装填されていない4号機でも爆発があった。排気塔への連結管の逆止ダンパーの機密性が無かったからというのが原因とされている。しかし排気塔があるので本来はドラフトが働くので気流は排気側に流れるのが常識だと思われるがどうにも不思議な現象である。
 水素ガスというのは分子が小さく非常に透過性があるので薄い鉄板などは多少時間がかかっても通過してしまう性質がある。また、水素脆性という性質もある。これは鉄などの分子間に水素原子が入り込み鉄板などを脆くし脆性破壊する。水素ガスを貯蔵する場合には金属に取り込ませると結晶が破壊され粉末状の金属になる。それを利用して高圧でなくても保存することが出来る。原発で水素の性質への対処がどのようにされていたかはわからないが、水素が発生したり漏洩したときの検知器すら設置されていなかったのが現状である。
 今回のストレステストを期に改善されたという話も聞くが具体的な改善措置は報道ではあまり聞くことは無かった。
 今まで原発の監督官庁としては保安院が担ってきたが3/11以後の発表を見ても東電発表のデータをそのまま引用しているように見える。H24年1月13日のニュースにあったが管理要項は全て一字一句東電のものと同じであった。データの間違いについてもそのままであったという。東電のOBが大勢在籍するらしいから当然東電の資料や管理手法も踏襲しているかも知れない。いったい何の為の役所なのか。監督すべき対象から教わっているとしか思えない。役人よりも現場に携わっている人間の方が良くわかっているということかも知れない。流石に政府刷新と共に解体論も出ているらしい。
 これからもいろいろと実際の結果が出てくるであろう。特に意図的に隠された情報が明らかになってくると思うが、それがどんな意図であったとしても国民の側でなく政権側の保身になるようなことであってはならない。もう11ヶ月になろうとしている今も被災地への支援は遅れている。
 建設材料である砕石までも放射能に汚染されていたことで新築のマンションのコンクリートから高い放射線が検出されてしまった。稲藁と同じく砕石は屋外で保管されていたのだ。入居した人たちは途方に暮れている。稲藁は農水省、砕石は国土交通省。どちらも現地を見ていないということなのか。これまでの対応はいずれも放射能の影響がどのように及ぶものなのか想像も出来なかったというのであろうか。

 現在IAEAにより日本のストレステストが正当なものか評価が行われている。もうすぐ報告書が出てくると思われるがその内容に注目したい。

ストレステスト

 現在日本ではの全ての原発でストレステストが行われているはずだ。
関西電力は10月28日、停止している大飯(おおい)原子力発電所3号機(福井県)について実施したストレステスト(耐性評価)の報告書を、全国の原発で初めて国に提出した。
 四国電力は11月14日、定期検査で停止している伊方原発3号機(愛媛県)のストレステスト(耐性評価)の報告書を経済産業省原子力安全・保安院に提出した。関西電力大飯原発3号機(福井県)に続き全国の原発で2例目になる。
 このストレステストについては形だけのアリバイ作りとの批判もある。
 前首相の菅氏が突然言い出したことであるがEUでは全原発について実施し、このテストに通らなければ停止するきびしいものである。一方日本のストレステストではEUで行われているものとは全く違うものだという見解もある。そうであればアリバイ作りだけで原発を再稼動させるようなものでは無いのか? 
「プラント技術者の会」が出しているストレステストへの見解を紹介する。
 http://www.kk-heisa.com/data/2011-09-05_stresstest.pdf
 ひとつは設備機器に対する経年劣化が検討されていないことやテロに対する対策がされていないことなども大きい。要するに日本のストレステストはEUに比べて超簡易的な内容だということらしい。
 また、確率論的手法が認められていることも問題として指摘されている。例え何万分の一といってもいざ起こってしまえば100パーセントであり、次に起こるのが何番目または何日目に起こるかは特定できず明日起きてしまうもわからないのである。したがって可能性があるのであれば何番目におきるか確定していないのであるから常に起きると考えて対策を取らねばならないのである。
 個人的に思うことは原発建屋は耐震構造とはいえ設備配管については地震時に大きくガチャガチャ揺れまくっていたという証言もあった。まだ検証出来ていないが配管の損傷で冷却機能不全に陥った可能性も否定できない。
これは一般の建築においても設備配管は空調学会などの指針で「横揺れにも考慮する」とあるだけで現場責任においてやりなさいと言ってるようなもので明確な基準はない。原発で重要な冷却水配管が耐震仕様になっていたかどうか今のところ何の情報も目にしていない。こういった事故の場合設備の視点から報告されることはほとんど無いのが実情である。 
 近年、建築設備の重要性が増し現場内の地位も上がってきたとはいえまだまだ三役といわれる職種がハバを利かせてことには変わりなく現場所長が建築出身であることを考えると未に設備の重要性は軽視されていると思っている。


「福島第一原発に思う9」

 前号でフィンランドのオンカロという放射性廃棄物の最終処理施設を紹介した。日本においても深地層処理方法の研究が北海道幌延町で行われていることも紹介した。しかし世界中で最終処理施設が稼動している国はない。何故だろうか?日本では今から40年も前に福島第一原発が完成しその後54機の原発が完成したのに放射性廃棄物に関する処理方法が決まっていない現実がある。
 政府は今も最終処理施設の建設地を公募しているがどこも手を上げる自治体はない。住民の強い反対があるのが理由と思われる。
 原発は今回の東日本大地震で決定的なダメージを受けた。廃炉をするにしても膨大な放射性廃棄物が発生する。原発の撒き散らした大量の放射性物質の除染で発生するとてつもない大量の放射性廃棄物の処理をどうするのかも全く前進しない。処理しようにもどうにもならない問題を抱えている。
 1993年まで放射性廃棄物はドラム缶に詰められて海洋投棄されていた。しかしグリーンピースらの活動でこの船舶から投機する方法は廃止になった。海底に沈んだドラム缶は何年かして腐食し内部は海中に放出された。腐食したドラム缶を住処にした生物に摂取され食物連鎖に取り込まれた可能性もあると考えられる。

http://www.youtube.com/watch?v=WL2E0vwb3Zc&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=wf3XhEhjVDY&feature=related

 使用済み燃料のような高レベル放射性廃棄物はガラス固化され深地層に建設される保管場所に埋設するしかないと目下研究中である。ある人はそれでも安全ではないというがそれ以上の安全は今のところ考えることが出来ないのが現状である。
 目下、日本で原発関連による放射性廃棄物は今回の福島原発を始め増える一方で地震による廃棄物も放射性廃棄物と合わさって膨大な量となっている。除染による廃棄物の増加も近々の問題であり将来にわたり廃棄方法がないというわけには行かない。この日本という国土の中で自分のところだけ放射能はごめんだという考え方を変えなければならないのではないか。フィンランドの例を見ても自国で処分することを前提とするのであれば現在最善の深地層埋設という方法しかないであろう。
 高レベルの廃棄物と低レベルのものを分けて埋設深度を変えるようなことを考えても良いだろうし、焼却など拡散するようなことは考えないでもらいたいが、洗浄凝縮などで減量することも必要かも知れない。
 政府は国民に対して強いことが言えずに黙っているが、何も方策を言わないのは全く無責任である。国民は納得できる説明があれば理解できるはずだ。
 他の地域で受け入れる場所がなければ(どこにもないであろう)自分たちのところで最終処分を受け入れざるを得ないはずだ。それがどれだけ安全に保管できるのかを考えた場合人工物が何万年も持つわけがなく自然の地層に埋設してしまうという考え方には合理性がある。放射能は例え容器から漏れたとしても深い地層の中で吸収されるので地表には決して出てこない。そういった安定した地層を探り当てる必要はあるが急いでやらなければ原発の廃炉を進めることも出来なくなってしまう。
 今まで全ての国民は少なからず原発の恩恵を受けているので安全が確保できるのであれば、風評に惑わされて反対ばかり言っている場合ではない。現存する54基の原発が近い将来廃炉になることを考えれば各県で1~2基の廃炉による放射性廃棄物を処分できる場所を確保するべきではないだろうか。例えば原発の敷地内とか・・・ 。不法に廃棄されるリスクを排除する方策も必要になるであろう。
 政府は一刻も早く幌延の研究結果をまとめひとつの方向を決定する時期に来ているのではないだろうか。

「福島第一原発に思う8」

 大震災からもう1ヶ月前は汚染水処理でもたついていた。米キュリオン社の吸着装置、仏アレバ社の沈殿装置、日本の淡水化装置でトラブルが続いていた。現在は国産(日立製)の汚染水処理装置「サリー」が稼動して効果は予定通りの1/5万まで除去出来ているらしい。稼働率も80%は確保できるとのこと。小さなトラブルはあったとしても国産品の強みで何とかなるはずだ。
 今までフランスのような原子力大国であっても福島第一原発のような事故は経験していない。世界で始めての種類の事故であって3基もの原発が同時にメルトダウンするような事故は福島第一原発以外にはなかったのだ。何をするにもやってみなければわからないことが起こる。今後に期待しよう。とにかく汚染水を処理して汚染水量を減少させ海洋汚染を回避させることが先決である。
 どんな設備にも最初は不測の事態が起こることがある。それは仕方がないことなのだがここでの事態はどうにも故障の内容がお粗末である。
 菅政権の終わり際に首相が突然福島を訪れ知事に対して放射性廃棄物の中間処理施設を作る土地を確保してほしいと言い出した。政権末期のパフォーマンスかと思ったが思いつきの提案としか思えない。野田政権でも事なかれ主義の同じ状況が生まれようとしている。
 この映像を見てほしい。
http://www.youtube.com/watch?v=qoyKe-HxmFk
http://www.youtube.com/watch?v=BN25RTYjjIg 
http://www.youtube.com/watch?v=g4p7zUEK67M&NR=1
http://www.youtube.com/watch?v=TGhXPYCYSoE&NR=1
 邦題「100000万年後の安全 1/5」フィンランドで造られた「オンカロ」といわれる核廃棄物の最終処理施設に関する映画ですが現実に施工され2020年から実際に稼動し100年間使用した後完全に埋設、永遠に閉鎖されることになっている。とてつもなく長い時間保管するための施設として世界で始めて建設された施設である。長い期間にわたりどのような変化が起こり人類が今のままのあり方でないかも知れない先のことを見据え如何に考えればよいのか、その処理方法は如何にあるべきか、徹底した議論が尽くされている。最後は忘れ去ったほうが良いのか警告を残したほうが良いのか、また100,000年後の遠い未来においてこの施設を発見した人類がどのように見るであろうか、放射能の危険性を理解できるであろうか?危険を察知できる能力を持った人類のままなのか?今の日本にそこまで考えイニシアチブの取れる政治家がいるのであろうか?
 過去に日本政府も最終処分地の公募を行った経緯がある。しかしそれは少しも実現していないのが現実だ。いや青森県の六ヶ所村に建設しているではないかというかも知れないがこれは中断状態になっている。政府機関の"原子力発電環境整備機構"がonkalo(フィンランドの最終処理施設)に関する資料を公開している。こういった資料が作られているのに報道にはほとんど現れないのは何故だろうか。 
http://www.jsce.or.jp/committee/rm/News/news8/Onkalo.pdf
 今、我々がなすべきことは中間処理施設云々という次元の話ではない。最終処分の方法が決まっていない以上解らないまま放っておくというのは中間処理ではなく現時点の最終処理に等しい。政治家は目の前の問題だけではなく将来へのビジョンを示すべきだ。フィンランドだから出来たというのではなく日本でどうあるべきかを考えてもらいたい。
 首相が変わっても相変わらず「金と政治」の問題が解決できず政争に明け暮れ、肝心の被災地対策が出来ない、デフレに対応できない、円高になすすべもない国会は信じるに足りるのであろうか心配この上ない。それでも我々はなんとかこの日本で生きて行くしかない。(刹那的に考えているわけではありませんが)僅かな希望をもって・・・

「原爆と原発の違い」

 おそらく原発は原爆と同一視されることが多いはずだ。それは核エネルギーを制御しながら解き放つか一瞬のうちに開放するかの制御方法の違いがある。われわれは核を制御できるものと考えてきた。あらゆる手段を考えれば安全であると思い込んでいた。

 原発が一度メルトダウンなどの大きな事故を起こしてしまうと放射能の広がりは際限なく広がり被害は膨大になる。福島第一の事故では広島型原爆の20個分の放射能が放出された。原爆のように熱エネルギーでの被害はないものの人や経済に及ぼす被害は計り知れない。これは原爆の後とそう違わないのではないか。

 8/14NHKの「AtoZ」という番組で原発を設計した元GEの技術者が1987年約20年前にマークⅠと呼ぶ原発第一号の危険性を指摘していたという。それは既に全電源喪失を想定したときにメルトダウンの発生後の水素爆発を予想し、マークⅠの特殊な形状の圧力調整室の損壊まで予想していた。元GEの技術者はマークⅠは20年前に廃炉になっていてもよかった。今回の災害はわれわれの責任だと言っていた。

 アメリカではその後公聴会を開きその安全性についてラムッセン報告に纏めたが事故の起こる可能性は”50億分の1”にしかならないとなった。ここでも業界側の都合に合わせた結果が出されその後日本にもその情報はソフトに伝えられたという。その報告がバイブルとなり安全に関する対策でも全交流電源の喪失などは考慮しなくてもよいなどとする指針が出された。

 しかし、GEの元の設計は地震の多い日本での建設を考慮されていたわけではなくアメリカ本土では津波の少ない東側に集中して建設されている。日本では同じ型は10基が建設されている。今この結果を見る限り少なくともマークⅠ型の原発は早急に停止するべきと思う。

 日本ではそのような検証は誰がやったのか?「原子力安全委員会」「原子力安全・保安院」が担うべき部署であったはずだ。海江田大臣はその責任者を更迭したと言うが本当は定期の人事移動に過ぎないらしい。

 建設に携わっている学者や技術者も経済上のメリットばかりを言うのではなく原発以外の安全に使えるエネルギーを優先してはどうか。

国会に不信任を突きつけたい2

前回の記事で「野党の政権復帰作戦はひとまず震災復興後の目標だと考えなければ前に進まない。」と述べた。国会が延長されたのにも関わらず相変わらずやめろコールばかりで審議のめどが立たない。自民党の浜田和幸氏を菅首相が1本釣りされてしまったからである。しかしよく考えてほしい。これは自らのスキを突かれた自民党の側にも問題がある。首相側の狡猾な思惑もあり気に食わないことは同感だが確実に野党の力を弱め、参議院での多数を占める大きな作戦であった。これで野党は切り札である参院での絶対否決権を失うことになった。
 もはや審議に応じて真摯な法案審議を行い一刻も早く法案を通し菅首相を下ろす作戦に変更すべきではないのか。“特例公債法案”、“平成23年度第2次補正予算案”と“再生エネルギー特別措置法”は野党にとっても賛成したところでマイナスにはならないはず。 

 この記事を書いている間にまたまた大きな問題が・・・。せっかく決まった松本復興大臣が被災地での暴言により辞任をした。
 本人の辞任記者会見では至極まともな言葉使いだったのにはその違いに驚いた。宮城県知事との会談での物言いは聞くに堪えない暴言であった。「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」というのとは正反対の態度でこれでは誰もついて行けない。最近では大臣だから偉いと思う人はいないと思う。仁徳が備わっていない人が「俺は大臣だから言うとおりにしろよ」なーんて言ってもその言葉はハイハイそうですかと頭の上を通過するだけだろう。
 本人は粗野かも知れないが卑ではないと言っておられる。また、冗談とは思うが記者団に対して「意を深読みして当たれば1万円差し上げる」と言うなどあまり事態の深刻さを考えておられないようだ。
 本心は別のところにあったのではと深読みする評論家の何人かが「やめたかったからではないか」と言っておられる。例えそうであってもこの時期にそういうことをするのは言語道断ではないか。任命者である菅総理の責任は当然だがまたまた空転する事態になっても被災地は困る。野党もこの問題では長引かせるようなことは避けていただきたい。

 菅総理にも言いたい。この停滞した政治状況の中であなたは何をしたいのか。記者会見で何も国民にアピールしていないのにも不信感を覚える。辞任の三条件と言われている(本人はそうは思っていないようだが)三法案の成立はあなたでなくても成立する見込みは大きい。むしろあなたでないほうが野党の協力は得やすい。菅総理でなければならない理由はあなた自身が説明すべきと考える。

 少し前になるが天皇陛下の震災に当たってVTRが公開されている。日頃口にすることはないが陛下の謙虚さや被災者に対する想いの深さなど政治家にも見習って貰いたいと思っている。

  今一度心を落ちつかせて天皇陛下の動画を見てみませんか?

 その後の天皇皇后両陛下の被災地への訪問にはほんとに頭が下がる思いで見ていた。まさにこのような方がおられる日本を大事にしたい。

  7回の被災地訪問youtube動画です。  

 
 

福島第一原発に思う6

 国会の不信任はたわいのない権力闘争に終わってしまった。自民党は国会延長議決でも一人の造反者を出し政府の提案どおりに延長70日を決められてしまった。もはや菅おろしの手立てはない。菅おろしに使った時間と労力の無駄は計り知れない。とにかく首相の資質はどうあれ野党は震災復興の為の法案を人質に取る作戦はやめてもらいたい。野党の政権復帰作戦はひとまず震災復興後の目標だと考えなければ前に進まない。
 
 冷却水の除染がもたついている。4日ほど試運転したはずであったのに本稼動したところ5時間で止まり、さらに再開後2時間ほど止まり、再再開後もまともな性能が出ていないらしい。原因として
 ①放射能センサーの取り付け位置が間違っていたため高濃度に感知してしまった
 ②原水の油水分離ができていなかったため米キュリオン社の吸着装置が詰まってしまった
 ③バルブの表示が「開」と「閉」が間違っていた為の操作間違いでバイパス回路が開いていた。
 ④2系統の切り替えのプログラムミスで片方が止まるともう一方も止まってしまった。
 ⑤今なお完全稼動となっていないが総合的には予想していた1万分の一程度にはなっているらしい。

いくら急いだとしてもなんとも頼りない結果である。それで汚染水の増加は防げるのか、満杯になった貯留槽の循環はできてもどこかで放流する必要があるのではないかと考えるのだがそういった報道はない。
水処理に関しては日本はとてもすばらしい技術を持っているので結果は残念に思う。原発は最高の技術者の集まりではないことがはっきりした。

NHKの報道によれば水処理に関わった会社は6社あるらしい。そのうち仏アレバ社は吸着装置の部分だけを担当していたらしい。そうすると全体のシステムとしてはどこが設計して施工と運営はどこが担当しているのかわからないが結果を見るとお粗末に見えてしまう。

先日東電から返信メールが来た。質問メールを出してからかなり時間が経ったが中身はともかく来ただけでも上々と思う。メールの内容を添付する。どうも「アレバ社が入っているので大丈夫」と言っているように見える。メールによる工程で②と③は順序が違うように思えるがほんとにこの順序かは疑問。

-----Original Message-----
From: echo@tepco.co.jp [mailto:echo@tepco.co.jp]
Sent: Monday, June 20, 2011 3:05 PM
To: *******@gmail.com
Subject: 【東京電力】お問い合わせへの回答

***さま

この度の東北地方太平洋沖地震および弊社福島第一原子力発電所の事故の影響により
大変なご迷惑とご心配をおかけいたしまして、心よりお詫び申し上げます。
お問い合わせいただきました件につきまして、以下の通りご回答させていただきます。

汚染水の処理については、原子力大国のフランスや米国の支援を要請しています。
基本的な処理は、
①滞留水中に含まれる油分やスラッジの除去、
②高濃度放射性物質(セシウム等)のゼオライト吸着、
③フェロシアン化物投入による攪拌・沈殿、
④逆浸透膜による低濃度汚染水処理、塩分除去を順番に実施していく方法をとります。
逆浸透膜は高分子ポリマーでできており、高濃度の放射性物質に弱いこと、
水温もあまり高いと膜がすぐに劣化してしまうなどの欠点があるようです。
従いまして、ご指摘のように、最終段階で低濃度化/低温化した汚染水を
逆浸透膜で放射性物質と塩分を同時に除去することになります。

この度はご回答が遅くなり、大変申し訳ございませんでした。
ご確認の程どうぞよろしくお願い申し上げます。
以 上

************
 東京電力株式会社
  お客さま相談室
電話:03-6373-1111(代)
************

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6/25朝日新聞では当初の5時間停止はまちがいで2時間後らしい。発表はいつもながら後手後手に回っているのでいまさら驚かないが訂正するだけましと思わなければ・・・・・

総合的に予定の1/1万~1/100万になっているというが吸着がなくても逆浸透膜とその周辺システムだけでそれくらい行けそうな気がする。ただ、放射性物質を吸着したり分離して集めた汚染物質をどのように処理するのかは報道には出ていないのが気にかかる。

 原発は電気代としては安価というが補助金、交付金や最終処理費を入れるとどれぐらいになるかは誰もわからない。今後廃止を含めて縮小の方向に向かうことはおそらく世界中の人間が望んでいると思う。日本はこの機会にその方向を目指し、復興を優先した上で原発の基本的問題(安全性と最終処分方法)の解決に全力を尽くすべきと考えてはどうだろうか。明日でなくてもせめてあさっての希望として。

あさっての希望 ブログ9

国会に不信任を突きつけたい

 国会の不信任騒ぎはなんだったのか?全く震災を出汁にした権力闘争に終わってしまった。自民党をはじめとする野党は民主党の小沢・鳩山一派の遺恨を利用して可決に持ち込める見込みを立てたのではないか。また鳩山・小沢一派は菅おろしを画策していた矢先、浅はかにも自民党の不信任案に乗ってしまった。両派は片や遺恨、片や権力奪取で同床異夢。不信任が可決した後の計画は全く提示できていなかった。あとはどうなろうとも民主党は分裂し、解散選挙になると踏んだのだろうか。そうだとすれば被災者や国民を馬鹿にした全くお粗末な不信任決議であったと思っている。
 
 自民党と小沢氏は全く相容れない主張をしているのだから菅おろしが成功したとしても連立できる可能性は低くその後も政争が続くのでは被災者にとっても国民にとっても全く最悪のシナリオであった。
 
 不信任決議が否決された後も騙されたとかペテン師だとか前首相が現首相を罵る言動は聞くに堪えない。騙されたほうに問題は全く無かったのか。お互いに言質をとらず与えず同じ文言を都合よく解釈していたのではないかと憶測してしまう。
 
 国会では質問する与野党側には質問権があるのだが、質問される側(政府)には質問権が無いので政府側は一方的に攻めを負うことになり受身にならざるを得ないある種の不均衡がある。首相側の不備は多々あるものの対等に議論をするには党首討論を待つしかない。

 政治家の本分は「国民を守ること」にあるはずで自らの保身や権力を追い求めるのは二次的要素であり、この時期まだまだ被災者の為に法案を通すことに専念してもらいたい。原発の処理も政治家が口を出すのは基本方針であり技術的なことは現場に任せる方がよい。ただ、情報は共有するべきで決して情報隠しをしてはいけない。国民への危険が迫った時にはいち早く待避などの勧告、命令などを出す。有効な危機管理を的確に行うことそれが政治家に課せられた責務と考える。何よりも福島第一原発を早く収束してもらいたい。

福島第一原発に思う5

 国会で管総理の指示で海水注入を止めたとか知らないとかの議論がされていますが、国会というのはそのようなことを今、議論すべきことでしょうか。野党の良識を疑います。

 大体、素人の政治家が技術に対して許可や指示を出すのは変ですよね。建前としては総理大臣の責任で決定するのでしょうけどでやはり技術の裏づけを持って判断するべきです。

 また、40年前に作られた巨大技術に対して技術の継承がうまく出来ていたのか、安全神話に胡坐をかいていなかったのか?技術者の良心は? 一度動き出すと後戻りできないのがお役所だと思っています。規模が大きければ大きいほどそういった傾向があります。

 役人のイメージとして上からの命令には逆らえないのです。しかし、東電は本来民間企業なのですから独自の考えで仕事を進めてもおかしくはありません。しかし原発についてはやはり国策ですから、どうしても国の意向が反映されることはやむを得ません。

 今回、やっとメルトダウンを認めました。保安院などでは当初から可能性を疑っていました。冷却水を優先していてそこまでは考えなかったと言うのはおかしいでしょう。

 今回初めて原発はメルトダウンをしても「チャイナシンドローム」にはならないのだとわかりました。制御棒が溶けても冷却水がなくなっても水素爆発がおきても原子炉は一部の再臨界はあったものの水蒸気爆発を起こさなかった。それは事実です。

 原子炉はたとえメルトダウンしようとも水か空気でとにかく冷やし続けることしかありません。水の場合は汚染水が増加します。まずこの問題を解決しましょう。汚染水の移送を中止したと言うのは何故か東電は理由を説明してもらいたいですね。またどうするつもりなのか?6月までこのままいけるはずもないと思うのですが。

 ウラン燃料は冷却材であるとともに中性子減速材としての水がない限り爆発的な再臨界はおきないらしい。そういったことを京都大学原子炉実験所・小出裕章氏がyoutyubeで答えています。
     http://www.youtube.com/watch?v=yVbRyLyT_I0&feature=related
長いインタビューなので適当に飛ばしながら見てくださいね。ペレットの溶融に関しては0:34~0:38/1:23:01の間にあります。





「福島第一原発に思う4」

 この2ヶ月原発で起きた事故に対して果たして放射能が減少した後の作業は具体的に何をするのか、新たな配管の切り替えなどの複雑な作業をどうやって施工するのかなどはまだ発表されていません。
 5/5のブログでも書きましたが今までも簡単な系統図などが発表されているのですが配管類はかなり省略されたものでした。いくつかの原子炉への給水配管の図ではどれも給水管はあるのですが戻り管がなかったのです。結局圧力容器のどこかがメルトダウンの影響で漏れているので戻り管はいらなかったのですね。
        原子炉の空焚き状態(朝日新聞より)
        この図では「水もれ」の文字が追加されています。

 初期にメルトダウンが起きていたので圧力容器が一部破損していた可能性は専門の技術者が指摘していたところですが、この時実はもっともおおきな危険が潜んでいたのだと明確に理解できました。東電や保安院の発表では「制御棒が作動し原子炉は停止状態になっている」と言っていました。
 しかしウラン燃料のペレットは融点が2800℃です。しかし制御棒はハフニウム(元素記号Hf 原子番号72 原子量178.49)という金属で融点は2222℃ですからペレットより融点がかなり低いのです。ペレットが溶けてなくなる温度になった時には、燃料棒の間にある制御棒の温度は既に融点を超えているので溶けてなくなっていても不思議ではありません。たまたま再臨界に至らず爆発もしなかったと言うのは奇跡と言ってもよいくらいだと思います。

 5/17原子力災害対策本部より「原子力被災者への対応に関する当面の取組方針について」と題しての文書が出されました。その中でトップにはやはり原発問題になっています。特に目新しいことはないのですが放射能汚染水がどんどん増え続けている現状に対する対策として「高レベル汚染水処理装置、貯蔵タンク、海水淡水化設備等から構成される高レベル汚染水処理システム」と明記されました。

 今までいろんなメディアでは汚染水の処理について海水淡水化システムを使うことなどどなたも提案された記憶がないので不思議に思っていたのですが、やはり考えていたのだと安心しました。5/10当ブログでこれを提案しているのでここでは繰り返しませんが、環境汚染を防ぐ有効な手段だと思います。

 今回の原子力災害対策本部の対策では“内閣官房参与を辞任した小佐古氏”の件については直接触れられていませんが「福島県の小学校等の校庭利用の線量基準が年間20mSv/年の被曝を基礎として導出、誘導され、毎時3.8μSvと決定され、文部科学省から通達が出されている。」ことについての決定過程が場当たり的で人道上にも納得できない旨、氏の辞意表明全文が載せられています。
 こういった面でも首相のリーダーシップで関与していただきたいものです。

福島第一原発に思う3

 東日本大震災からの詳しい状況が次々と発表され始めています。詳しい分析は二の次として状況が緊迫していたことはよくわかります。中でも3/11震災後1号機の復水器の循環を一時止めてしまったことなどは津波の前の行動としては判断ミスとしか思えません。その他朝日新聞の記事によると「今回発表されたデータを見るまでもなく1、2、3号機のメルトダウンの可能性は予測されたはずで冷却水のピットへの流出なども東電の対応は甘すぎた」と評価しています。それは全く同感ですが今は責任追及することはベターではないとおもいます。
 現場で作業されておられる人たちは掛け値なしに命を掛けて作業にあたっているわけで、そういった人を如何に遇するのか?放射能の危険に晒されながらの作業者に対する処遇が未だに不十分と感じています。これこそ東電本社の責任だと思います。年間250mSvの被曝をほんの数分で浴びてしまうような環境がある現場なのです。それこそ”みのもんた”さんがいつも言ってるような豪華客船を動員して宿舎に出来ないのですか?精神力だけではいずれ体力の限界が来ます。プライバシーのある程度保てる環境が必要です。
 放射能で汚染された瓦礫はそのまま現場内にあるなど建屋周辺の整備なども今後の作業環境を整えることが大事だと思います。

 前にも述べましたが、大量の汚染水の処理に仏のアレバ社の放射能処理設備が搬入されたと聞いていますがまだ稼動できないのでしょうか?汚染水の処理より冷却循環システムを優先しているのかわかりませんが、これからも出続ける汚染水の流出を防ぐ為には保管水の処理が急がれます。
 RO逆浸透膜を利用した海水淡水化システムなどは日本が一番進んでいるはずです。国内メーカーからの売り込みもあると思いますが海洋への直接放流が可能なRO膜を利用するのが一番効率的な気がします。東電の威信に掛けても早急に手配していただきたい。海洋汚染を防止する為にも、東電の負担を少なくする為にも日本国民としてお願い申し上げます。

「福島第一原発3号機の水位について」

 5/14福島原発3号機の注水量を増やしても温度上昇が止まらないとの発表がありました。
 原子炉内の温度上昇の原因はまだ残っている燃料棒の冷却水が不足している為、再臨界状態にある可能性もあるのでないでしょうか。それとも制御棒も溶けてしまっているのかも知れません。
 3号機はMOX燃料でしたよね。プルトニウムの混合燃料ですから特別なことが起きているのでしょうか。
 いずれの場合でも冷却不足の原因としては圧力容器内に非凝縮気体(水素ガスかも?)が溜まっているので燃料棒まで水位が上がらないことが考えられます。これが水蒸気であれば本来のBWRの運転状態と同じで水で冷やせば凝縮して水位は上昇するはずです。しかし、いくら入れても水位が上昇しないと言うのであれば非凝縮気体が存在するかよほど大きな破損個所があることになります。よほど漏れていないかぎり水量を増やせば水位は上がるはずですからそこの判断が難しいのでしょうか。
 現場で混乱しているとしか思えません。急いでベントを実施し、非凝縮気体を放出する決断をした方がよいと思います。もちろん水素爆発には十分注意のほどお願いします。
 圧力容器への給水系統はあっても戻りの配管はなく圧力容器の亀裂?などから入れる水量だけ出ているのですから水位の上昇は見込めません。非凝縮気体の容積を縮小するのは気体を抜くしかありません。
 残っている燃料棒部分制御棒が溶けてしまえば再臨界に至るかも知れません。いや至っているのかも知れませんが、給水を増やすより非凝縮気体を排気することがベストです。

 こんなこと判ってるワイって言われるのならそれまでですが。

浜岡原発に思う

5/9浜岡原発が全面的に停止になることが決まってまずはよかった。この結果はよい方向と考えましょう。しかし何が停止の理由かと言えば津波対策が出来るまでとの条件だけでした。これだけでよいのでしょうか?
 福島第一では全電源喪失の原因は津波だけではなかったはずです。想定以上の津波で喪失したのは全部のディーゼル発電設備の燃料タンクでした。発電機も水没したかも知れません。しかし外部電源である送電線の鉄塔も震度5程度の地震で倒れました。まずこういった電源が喪失した場合の想定がされていなかったことが問題です。
 全ての電源が停止した後何が起こったのかといえば炉心の冷却機能が失われ水素が発生して爆発。建屋を吹き飛ばした上周辺に放射能を撒き散らし、現在の惨状になっています。
 周辺住民の気の毒な避難生活にも計画性は見当たりません。危機管理はどうなっていたのでしょう?
 冷却システムが失われた結果、場当たり的に行う海水の放水などの冷却方法で電源復旧後も復旧作業がより困難になっている現状があります。
 そのように考えれば自ずと結論は見えてきます。
対策:①津波に対する防御(高さをどう決めるかは最大値)
   ②送電網の耐震性向上
   ③非常電源装置の耐震、耐水性向上
   ④水素発生時の検知排ガスシステム構築(爆発時の圧抜きも含む)
   ⑤冷却水の確保及び排水システムの構築
   ⑥危機管理計画の策定
もっと原発の根本的な問題を言うのなら、核廃棄物の最終処分場の問題があります。今、モンゴル政府と合意できそうな記事がありましたがモンゴルへ運ぶ為のルートの確保が未定だとか、自国でやれることはないのでしょうか?そうでなければこれから永遠に外国へ払うコストを考えた場合電気代は果たして採算が取れるのか疑問が残ります。
 今は最終処分にかかるコストを考えないで他より安いと言っているだけではないのですか?また、国からの地方交付金もコストとは考えていないのでしょう。もはや今回の補償などを考えたら安価なコストは原発推進の理由にはならないと思います。
 筆者は決して反原発ではなかったのですが以上のように考えていけば太陽や、風力、水力などの発電も騒音や立地などそれなりに問題はありますがもっと大規模になれば採算ベースになり、問題も解消して行くように思います。したがって原発は今後増やさない方向に進んでいただきたいものです。

福島第一原発に思う2

 やっと浜岡原発が停止するやも知れない時が来ました。菅首相にとってどういう経緯があったのかは分かりませんがリスク回避としてはよい方向に進むのではないかと思えます。まだ紆余曲折はあるでしょうが原発そのものを否定したわけではなく今のところ東海地震にたいする対策としての津波対策が出来るまで休止ということらしいのですが、それだけで十分かというとかなりの疑問が残ります。
 それは浜岡原発の敷地が断層の上に立地しているのです。建設できるのはここしかなかったとの理由ですが、それを安全だと了承したのが保安院です。いまや動かない断層と言うのは楽観的空想に過ぎません。津波への防潮堤が砂丘で安全など考えられないですよね。
「心からの叫び!元原発技術者菊地洋一さん中部電力靜岡支店で訴えた」youtubeの動画がありますのでご覧いただけるとよくわかります。
「心からの叫び!元原発技術者菊地洋一さん中部電力靜岡支店で訴えた」

 福島第一に戻りますが、朝日新聞によりますと5/5に「設置した換気装置により5/8には放射性ヨウ素131、セシウム134などの放射性物質の濃度が7日午前3時過ぎに目標濃度(1立方センチあたり0.01ベクレル)以下になった」という結果から新規冷却システムの構築にあたれるようになりました。東電は保安院にこの状況を報告してから作業を進めてよいか判断を求めるとしているとしている。さすがにお役所以上の役所と言われる組織ですね。さっさとやって欲しいものです。

 ところで、冷却システムの新設は圧力容器だけしか考えていないのでしょうか? 確かに圧力容器の冷却は最優先課題です。優先順位を付けるとすれば一番に来る必要があります。しかし他にも冷却しなければならない場所があります。それは使用済み燃料貯蔵プールです。現在、コンクリートポンプ車で海水を補給している状態が続いています。海水の補給水量は発表されていませんがおそらくオーバーフローした海水はピットに流れ込むことは必至でしょう。
 それで何が問題になるかと言えば、圧力容器にも給水していますがこれは破壊個所から漏れた放射性物質を含む水(今は真水)ですが垂れ流しの状態で地下ピットに流れ込んでいます。圧力容器の冷却と同時にプールに対しても冷却システムを新設する必要があります。そうしなければ放射性物質を含む水がこれからも増え続け早晩に保管場所がなくなることは見えています。
 私はこれを処理する方法として海水淡水化システムの導入を検討すべきと考えています。東レを始め栗田工業、シーメンス、GE等がプラントメーカーとして実績があるようです。
 東レの逆浸透膜ユニット
 沖縄淡水化プラント(沖縄県企業局資料)

 沖縄のプラントでは95.5%の塩分除去率だと言います。もしこれと同様の能力だと放射能汚染水を塩分と共に0.5%の体積にまで縮小できると言うことです。塩分が除去できるのであれば放射性物質も塩分と一緒に除去できるはずなのでうまくいけばそのまま放流できる可能性もあると考えます。
 yahoo知恵袋の回答を引用しますが「ヨウ素原子1個の半径はおよそ0.14nmです。1nmは1mの10億分の1です。ヨウ素という物質は、ヨウ素原子2個が結合したヨウ素分子がさらに弱い結合で何個も集まり黒味の強い紫色の結晶になっています」ただしセシウムは融点が低く気体になっている可能性が大きいのですが水中にあればフィルターにかかるはずです。通常の原子番号はヨウ素は53番でセシウムは55番ですからNa(11)やCl(17)に比較してかなり大きな原子なのでRO膜にかかるはずです。緊急事態ですからやってみなければ判りませんが、保管する場所もなくこれからも汚染水が増大するのであればやってみる価値は大きいと考えます。既に政府に売り込みを掛けているメーカーもあると聞きますが如何でしょうか?もしうまく行けばこれから先出続ける汚染水の処理にはうってつけのように思えます。

 関西電力の高浜原発、四国電力の伊方原発では原発で利用する為の淡水化プラントにRO膜(逆浸透膜)を採用したものが設置されています。もっと小型でもよいので汚染水の排水に利用できる可能性がおおきいので是非検討していただきたいものです。
 「海水淡水化と原子力発電を1つにした原子炉ユニット」 

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